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レッド・ムーン

2016.11.30 23:44|ロバート・マリガン
stalkingmoonposter.jpg
 レッド・ムーン(1958)

ロバート・マリガン監督による西部劇
The-Stalking-Moon-Robert-Mulligan-1968-2.jpg
1881年、インディアンとの争いはほぼ終わり、たまに居住区を嫌いよそでいざこざを起こすインディアンの制圧に騎兵隊が出向いて交通整理をする、そんな時代。
この道15年のサム・バーナー(グレゴリー・ペック)が出向くと、インディアンの集団の中に子供を連れた白人女性がいる。サラと名乗るその女性は幼い頃にインディアンに捕らえられ、子供はインディアンとの間にできた子だった。騎兵隊はサラと子供を保護しサラを故郷に連れていくことを約束するが、サラは隊の同行を待てずすぐに出発することを懇願。この仕事を最後に、余生過ごすニューメキシコに向かうことになっていたサムが同情から二人を途中の駅まで送る役を引き受ける。
ところがサムは行く先々で白人たちを無残な死体を目にすることに。
サラを捕らえていたインディアンが、子供奪還のため後を追っていたのだ。

stalking02.jpg
本作が作られた1968年ともなると、勧善懲悪の西部劇は作られなくなってくる。本作も土地争奪のためインディアンと白人が戦うありきたりの西部劇ではなく、子供を取り戻さんとするインディアンとの戦いをサスペンスフルに描くという現代的なもの。

原題『Stalking Moon』のStalkingは獣が音もたてずに獲物に忍び寄るさまを意味するものであり、サラによると彼は音もなく敵に近づくのだという。「ストーカー」に使われるように執拗に相手に近づくという意味もあって、どこまでも執拗に追ってくる恐ろしさを如実に表している。
インディアンにやられた白人が死ぬ前に「あんな奴見たこともない」などと口走るのもあって、想像はとんでもなく膨らんだし、迫りくるインディアンの姿を最後の最後まで見せない演出も怖さをさらに助長し効果的だった。
stalking2.jpg
グレゴリー・ペック演じるサムも、怪我の応急処置の手つきなどに戦闘経験の豊富さをうかがわせる。
インディアンからの銃撃を逃れるため子供を盾にしたり、決して完全無欠のヒーローではないけれど、死体を必ず葬る
律義さがペックらしい。
サラ役には『北北西に進路をとれ』のエヴァ・マリー・セイント。
他人を巻き込むことに罪悪感を覚えながらも、子供のためにも道を切り拓こうとする女性を地味ながらも力強く演じている。ただしつけまつげには興をそがれた。

岩場での死闘など、体を張ったアクションも、CGのない時代であることを思うと一層見ごたえがある。
時にカメラがインディアン目線となり、緊張感の高まりが半端なかった。



映画データ
原題:The Stalking Moon
製作国:アメリカ
監督:ロバート・マリガン
脚本:ポール・メイヤーズバーグ
出演:グレゴリー・ペックSam_Varner
   エバ・マリー・セイントSarah_Carver
   ノーランド・クレイHer_son
   ロバート・フォスターNick
   Arussel Thorson Ned
原作:マーショル・ホウツ


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テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:ら行 60年代 グレゴリー・ペック

錆びた黄金

2016.11.18 13:21|ニコラス・ローグ
eurekaposter.jpg  

錆びた黄金(1983)

ニコラス・ローグ監督がジーン・ハックマンを主演に、夢を手に入れた男の顛末を描くヒューマンドラマ。

ゴールドラッシュに沸く20年代、黄金を探し当てることに人生を懸けたジャック(ジーン・ハックマン)はついにアラスカの雪山で金鉱を発見、億万の富を手に入れる。

Eureka-Nicolas-Roeg-1983-3.jpg

十数年後、 マイアミの孤島を買い取りさざ波の音の聞こえる邸宅で優雅な生活を送るジャック。しかし彼は幸せそうに見えない。ジャックの中には、常に誰かに富を奪われるのではないかとの危惧があり、娘婿のクロードには財産だけでなく魂さえ奪われるのではないかと思っている。こうなればもう病気の域。クロードもまた貴族出のプライドから成金のジャックを見下しており、2人の仲は一触即発の緊迫感が漂うほど険悪になっていく。
eureka1983_74230_678x380_09262016091449.jpg
そんな折、島にカジノ建設を企てるマフィア(ジョー・ペシ)がジャックに接近。弁護士(ミッキー・ローク)をたて、温厚に交渉を進めようとするも、ジャックに島を手放す気がないと知るや態度を一変。嵐の接近とともに、映画に不穏な空気が立ち込め始める。

羽毛舞い上がるベッドルームを映し出すショットにハッとしたのは、それが売春宿の女主人フリーダの水晶に映し出されたものと重なったから。
何故か茶色く静止したジャック、大粒の雪と思ったものは羽毛、そして炎。
フリーダが見ていたのはジャックの最期の姿だったのか。
eureka5.jpg


命と夢をかけた金を掘り当てた瞬間に、ジャックの人生は終わっていたのかもしれない。
情熱をかけるものの何もない人生は苦痛に満ち、だからこそ、あれほど残酷な死に際に、彼は静かにほほ笑むのです。
狂気から虚無感、諦念へと表情を変えるジーン・ハックマンが素晴らしい。

終盤はジャックの殺人容疑で捕らえられたクロード(ルトガー・ハウアー)の裁判へとシフト。トレイシーは証言台で夫の無実を切々と訴えるが、トレイシーが愛すれば愛するほど、クロードの苦悩を煽ることになり、誰も幸せにならないのが辛い。



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ナイーヴで危険な香り漂うクロードを演じたルトガー・ハウアーとラッセルのコンビは最高。
画面からあふれるラッセルの美しさに監督の愛を感じます。(この3年後に二人は結婚)
クレオパトラ風の衣装でハウアーと戯れるシーンなど、もはやラッセルのプロモーションビデオだったよね。

どういう意味だろうと思うところも多く、ちゃんと理解するにはまだ何度も観なければいけない気がする。それでも神秘的なシーンに目を奪われることも多く、これもお気に入りの仲間入り。
ニコラス・ローグやっぱり好き。
これはもっと評価されるべきだと思う。



映画データ
原題:Eureka
製作国:イギリス/アメリカ
監督:ニコラス・ローグ
脚本:ポール・メイヤーズバーグ
出演:ジーン・ハックマンテレサ・ラッセルルトガー・ハウアー、ジョー・ペシ、ミッキー・ローク 他
原作:マーショル・ホウツ

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テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:さ行 80年代 テレサ・ラッセル ジーン・ハックマン ルトガー・ハウアー ミッキー・ローク

ロバート・マリガン 監督作品一覧

2016.11.05 14:34|ロバート・マリガン
ロバート・マリガン
(1925/8/23~2008/12/20)
Robert Mulligan

マン・イン・ザ・ムーン/あこがれの人 (1991)<未> 
マイフレンド,クララ (1988)<未>
キスミー・グッバイ (1982)
愛の断層 (1978)<未>
セイム・タイム、ネクスト・イヤー (1978)<未>
秘密組織・非情の掟 The Nickel Ride(1974)<未>
悪を呼ぶ少年The Other (1972)
おもいでの夏 Summer of '42 (1970)
幸せをもとめて The Pursuit of Happiness(1970)
レッド・ムーン The Stalking Moon(1968)
下り階段をのぼれ Up the Down Staircase(1967)
サンセット物語 Inside Daisy Clover (1965)
ハイウェイ Baby the Rain Must Fall(1964)
マンハッタン物語Love with the Proper Stranger (1963)
アラバマ物語  To Kill a Mockingbird(1962)
ジャングル地帯  The Spiral Road(1962)
九月になれば Come September (1961)
おとぼけ先生The Great Impostor (1960)
ねずみの競争The Rat Race (1960)
栄光の旅路Fear Strikes Out (1957)

テーマ:映画情報
ジャンル:映画

キスミー・グッバイ

2016.11.05 13:46|ロバート・マリガン
kiss-me-goodbye-movie-poster-1020231440.jpg

キスミー・グッバイ(1982)

ロバート・マリガン監督、サリー・フィールド主演のファンタジー・ラブコメ。
サリー・フィールド演じるケイは再婚を控えた未亡人。
新生活を始めるため、3年ぶりにかつて住んでいた家にやってきたケイはそこで夫ジョリーの幽霊に出くわす。
kissme.jpg

この幽霊をジェームズ・カーンがダンディに演じていてタップダンスまで披露してくれます。

夫との思い出が蘇るケイに婚約者のルパートは困惑し、
死人に負けてたまるかと、神父経験のある友人に依頼しエクソシズムで霊を追い出そうとする。
霊魂=悪魔という考えは宗教的なのかは置いておいて、若くて爽やかなジェフ・ブリッジスがルパートをまじめに演じているのが可笑しい。
kissme2.jpg
劇中、幽霊のジョリーが自分の存在をルパートにわからせるため、ルパートだけが知りえる名前をケイに言わせるシーンがあるんですが、その名前が本作のオリジナルであるブラジル映画の主人公の名前だったらしい。
知ってるものだけがにやりとできる粋な演出ですね。
ただ、知らないものからすれば意味をなさないわけで、私などは唐突に感じてしまったというのが正直なところ。ちなみにオリジナルは死んだ夫は遊び人だったが、セックスだけはよかったという話のようで、ロバート・マリガンは「遊び人」の部分だけを取り上げ、純情なラブコメにしてしまった形でしょうか。

最後は、もしやジョリーがルパートに憑依したのかな?と思ったのだけど、多分それでは映画の趣旨に添わないでしょうね。ケイとルパートは愛を確認し合ったばかり。だからルパートはルパートでなければならないんだと思う。
人は新しい愛に生きることができるのだと、ちょっと元気が出る作品。


映画データ
原題:Kiss Me Goodbye
製作国:アメリカ
監督:ロバート・マリガン
脚本:チャーリー・ピータース
出演:サリー・フィールドジェフ・ブリッジスジェームズ・カーン 他
オリジナル映画:『未亡人ドナ・フロールの理想的再婚生活』

テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:か行 80年代 サリー・フィールド ジェフ・ブリッジス ジェームズ・カーン

『バタフライはフリー』自由ってなんだ

2016.11.02 22:14|drama
butterfly.jpg

バタフライはフリー(1972)

ゴールディ・ホーン主演。人気の舞台劇の映画化だそうで、殆どがアパート内での会話劇にも関わらず心を動かされる秀作でした。

ホーン演じるジルは安アパートに越してきたばかりの女優の卵。背中のジッパーをあげてもらいに隣室のドン(エドワード・アルバートを訪ね、まもなくドンが全盲であることを知りますがそれでも二人は意気投合。
butterflies.png
若きゴールディ・ホーンはびっくりするほどかわいらしい。
殆どのシーンで白いブラにおパンツ姿というサービスぶりに、てっきりプロモーションビデオ的に彼女の若さを堪能する映画かと思ったが、どうやらそれだけではない。

ヒッピー上がりのジルのモットーは自由であること。
下着姿でうろうろするのは自由の象徴でもあるのでしょう。

一方、盲目ながら身の回りを整え、服もきちんと着こなすドンはジルとは対照的に描かれてます。
目の見えないドンだから、彼は下着姿のジルに惹かれるのではない。おそらく彼はジルの奔放さに惹かれたのでしょう。ドンが盲目であることを忘れて何度も「見て見て!」と言ってしまうジルが、彼を正常者のように接しているのが心地よいのかもしれない。

急速に親しくなり、ベッドインまでしてしまう二人。
しかしドンの母親(アイリーン・ヘッカート)の登場により、状況は一変。
5404.jpg
母は下着姿のジルを質問攻めにし、ドンにも家に戻るよう言い渡します。
老いていく身である母は、いつか息子を遺して逝かねばならないことをわかっているから、息子の一人立ちを応援したい。
それでもドンに悪い虫がついてやがて振られ傷つくのをみていられない。そうした母親の気持ちはわかります。

普段は室内を完全に把握しているドンだけど、興奮していてはそれもうまくいかない。
ドアにぶつかるドンを悲しい目でみつめる母。
「母さん、僕のことを心配しないで」
ずれた方向に差し伸べられたドンの手を、思わず引き寄せ自分の頬に当てるシーンに子を思う母の心情が凝集されていて、切なさに涙がこぼれてしまった。この役でアカデミー賞助演女優賞受賞した母親役のアイリーンがとにかくいいんです。

25645.jpg
タイトルの「バタフライはフリー」はドンの歌う歌詞にも登場します。
バタフライが複数になっているところを見ると、バタフライは自由を身上とするジルはもちろん、ドンのことも表しているんでしょう。
では彼らにとっての自由とは何か。

製作年が1972年ということを考えると、本作はヒッピームーブメントの終わりを示唆する映画だと思います。
一度はドンの元から去ろうと決心したジルだけど、最後に彼女は帰ってくる。
難しいことから逃げる自由を選択するのでなく、困難に立ち向かうために。
ドンもまた母の元に戻らず、一人暮らしの挑戦をすることを決意する。

自由とは、そうして挑戦したあとに得られる力や可能性や、夢を表す言葉なのかなと思う。
本当の自由を得るためにスタートラインにつく二人が清々しかった。


映画データ
原題:Butteflies are Free
製作国:アメリカ
監督:ミルトン・カトセラス
脚本:レナード・ガーシュ
出演:ゴールディ・ホーン、エドワード・アルバート、アイリーン・ヘッカート他
受賞:アイリーン・ヘッカートがアカデミー最優秀助演女優賞

テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:は行 70年代 ゴールディ・ホーン

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