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キング・コング(1933)

2017.04.06 21:43|モンスター
King_Kong_t614.jpg

キング・コング
King Kong

【あらすじ】
南海の秘境にやってきた映画のロケ隊は、原住民から神と崇められる巨獣キング・コングを目にする。やがてコングは捕獲され、ニューヨークへ見世物として連れてこられるが……。



大昔、旧ブログで『キング・コング』はホラーなのか?で議論を交わしたことがありました。
ようやく観て思うのは、ホラーの部分も確かにあるなということ。

まだ特撮などがない時代に、家ほどもあるゴリラの化け物が人を襲うんですよ。
ストップモーションアニメの手法で撮られたガクガクした動きながら、人を食う、足で踏みつける、逃げ遅れ木に登った人間を執拗に追うと、かなり残虐。
king-kong-face.jpg
ニューヨークでの暴れん坊ぶりも相当なもので、高層ビルの一室で寝ているおばさんをむんずと掴んで、アンじゃないとわかるとポイと捨てる。てっきりベッドに戻すと思ったからそこ驚いた。

そんな残虐なモンスターが、なぜかアンに恋してしまうという設定がまた斬新。
アンを襲いかけた恐竜なんか、口を裂いて殺してしまうし、ニューヨークで大暴れするのも、アンを取り戻したい一心。

エンパイア・ステートビルで爆撃されるシーンでも、最後アンに手を伸ばしかけるんだよね。
一瞬、前述の「ビルから落とされたおばさん」の姿が脳裏をかすめるのだけど、コングはアンを掴むことなく、一人ビルから落ちていく。2005年版のコングほど、ヒロインへの恋心を大げさに描かなくても、アンを道連れにしないコングのやさしさにグッとくる。
秘境で静かに暮らしていたコングを無理やり連れてきたのは人間のエゴで、思えば可哀そうな映画ですよ。

数人がかりで扱うほどの大きなかんぬきや『ジュラシック・パーク』を彷彿とさせる高い塀(門)などの大掛かりのセットも迫力。当時最高峰だっただろう映像技術も大いに楽しみました。
vlcsnap-2016-04-05-13h51m19s048.png
ヒロイン、アンを演じるフェイ・レイは元祖スクリーム・クイーン。
職もなく、空腹で失神してしまうほどだったアンは大恐慌の貧しい時代を反映している。
そんな時代にこれほど水準の高いSF映画が作られたことにも驚くね。


映画データ
原題:King Kong
製作国:アメリカ
監督:メリアン・C・クーパー/アーネスト・B・シュードサック
脚本:ジェームズ・アシュモア・クリールマン/ルース・ローズ
出演:フェイ・レイ
   ロバート・アームストロング
   ブルース・キャボット
   フランク・ライチャー
   サム・ハーディ


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テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:30年代

雨のなかの女

the-rain-people.jpg

雨のなかの女
The Rain People


【あらすじ】
夜も明けやらぬある朝、夫の眠るベッドを抜け出したナタリーは一人車を走らせる。
途中、元フットボール選手のキルガリー(ジェームズ・カーン)を拾うが
彼は’試合中の怪我がもとで頭に障害を負った青年だった。



幸せな結婚をしたはずなのに、何かしっくりこない。
妊娠し、このまま母になってもいいの?自分本当に大丈夫?
結婚生活に不安を感じるヒロイン、ナタリー(シャーリー・ナイト)は一人、家を飛び出し西へと向かう。

フランシス・フォード・コッポラ初期の監督作品となるロードムービーです。
この前年に撮ったアステア主演のミュージカル『フィニアンの虹』(1968)が思うように仕上がらなかったことから、
あえて低予算で規模の小さな映画にすると決めて撮ったのだとか。

それが功を奏したか、興行的な成功とまではいかないものの、本作でコッポラは自分の腕に自信を持ち、
会社まで立ち上げたとのことなので、その後の活躍の土台となる作品になったのでしょうね。
rain-people.jpg
しかし作品はヒロインが自分探しに成功する話ではありません。
ヒロインが旅の途中で出会うのは、まずは試合中の怪我がもとで脳に障害を受けてしまった元花形フットボール選手ジミー(ジェームズ・カーン)と訳ありハイウエーパトロールのゴードン(ロバート・デュヴァル)。
rainpeople1969_042620130410.jpg
3人の人生が予期せぬ方向にシフトしてしまうのを、まるでヒロインの業のせいであるかのように’描いていて辛い。
漠然と自由を求めるヒロインに明日が見えないのは、『イージーライダー』『真夜中のカーボーイ』に通じるものがあって
多分本作もアメリカン・ニューシネマの流れを汲んでいるんでしょう。

原題のThe Rain Peopleは、劇中ジミーの話す「雨族は雨でできていて、泣けば消えてしまう」というエピソードから。

シャーリー・ナイトがどアップでアイラインを入れるシーンなど、顔のクローズアップを多用した撮影が印象的。
彼女が自分のことを「私」ではなく「彼女」と呼ぶのは自身への違和感や孤独感を表現したのかな。
RainPeople(1969).jpg
小学生程度の知力しか持たないジミーをピュアに演じたカーンも珍しいけれど、
ゴードン役のロバート・デュヴァルは本人と気づかなかったほど。

『フラッシュ・ゴードン』ネタには爆笑した。日本語字幕だとどう訳したんだろうと気になります。

瑞々しく刹那的でアンニュイ。コッポラの原石的な才能が光る一本ですね。
これ好き。



映画データ
原題:The Rain People
製作国:アメリカ
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:フランシス・フォード・コッポラ
出演:シャーリー・ナイト
   ジェームズ・カーン
   ロバート・デュヴァル
   マーヤ・ジメット
   ローリー・クリューズ

テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:60年代 ロバート・デュバル ジェームズ・カーン

パートナーズ(1984) ジョン・ハートのゲイ演技が秀逸

2017.03.27 07:49|drama
partners1.jpg

パートナーズ

Partners

『フレンズ』などのテレビシリーズを多く手掛けるジェームズ・バロウズ監督による刑事ものコメディ
1月にお亡くなりになったジョン・ハートの追悼記事を書いた時に、FBでお薦めいただいた作品です。


【あらすじ】
同性愛者の多く住む地域でゲイのモデルの連続殺人事件が発生。
刑事のベンスン(ライアン・オニール)と事務員のカーウィン(ジョン・ハート)がゲイのカップルを装い、現地に潜入おとり捜査をすることになる。


冒頭、上司に呼び出され別々に捜査の命を受ける二人。
爽やかな笑顔で受付嬢のハートをつかむ色男ベンスン@オニールとまじめを絵に描いたようなカーウィン@ハートが対照的。

カーウィンは隠れゲイで、その本質を見抜いた上司がベンスンとゲイカップルを組ませ、ゲイ殺人事件に当たらせようというのだから、今となっては人権問題になりそうな危ない設定だがそこが楽しい。


partners2.jpg
いかにもゲイ好みなタンクトップやレザーなどゲイ風ファッションに身を包むオニールの困り顔が笑える。
そして何と言ってもジョン・ハート

字幕は若干オネエ言葉に訳されてはいるものの、喋り方はごく普通。
なのに所作にそこはかとない「ゲイ」がにじみ出てしまうのだから、これは演技なのか素なのか?(笑)

ひそかにベンスンを気に入ったのか、ベンスンのパンツにアイロンをかけw、かいがいしく食事の世話をする乙女ぶりも板につき、献身的なカーウィンとの暮らしに、ベンスンが居心地よくなるのも理解できるほど。
焼きもちから上司に告げ口をするという行動に出るのも女心(笑)
でもひ弱そうに見えていざとなったら度胸もあり。
ゲイの一途さを、決して下品になることなく表現したジョン・ハートがとにかくうまかった。


partners.jpg
殺人事件の捜査に関しては、ゲイコミュニティに潜入し聞き込みをするベンスンがゲイの皆さんに誘惑される様子がコミカルに描かれ、コメディ色が強い。
一方、ゲイの生態に通じるカーウィンが的確に分析して、本職のベンスンよりも優れた推理で犯人に迫っていくのが上手い。’
ただし犯人の動機は私にはイマイチピンと来なくて、殺人事件をめぐるミステリー的には面白味にかける。
ここは、2人の演技を楽しむのが正解かな。
2人そろってゲイでないところに、ゲイに対する偏見などが垣間見えるのもリアルだ。
切ないBGMで表現されるカーウィンの思いは、ゲイである監督自身の経験が加味されているのかも。

ともあれ、ジョン・ハートの演技が再評価されるべきと思った一本。
観れてよかったです。



映画データ
原題:Partners
製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・バロウズ
脚本:フランシス・ヴェベール
出演:ライアン・オニール
   ジョン・ハート
   ケネス・マクミラン
   ロビン・ダグラス
   ジェイ・ロビンソン
   デニース・ガリック






テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:80年代 ジョン・ハート ライアン・オニール

引き裂かれたカーテン(1966)

 torncurtainposter.jpg

引き裂かれたカーテン
Torn Curtain

アルフレッド・ヒッチコックによる冷戦時代を背景にしたスパイサスペンスです。

暖房の壊れた極寒の客船
結婚を控えた物理学者マイケルとサラのカップルだけはベッドでいちゃいちゃ、アツアツだ。
コペンハーゲンで学術会議に出席するはずの二人だったが、ある伝言を受けとった後マイケルの態度が一変
ストックホルムで研究するから一人でアメリカに帰れと言われ、不審に思ったサラはこっそりマイケルの後を追う。
2人を乗せた飛行機は東ベルリンに着いた。


ポール・ニューマンが原子物理学者いうのにそもそも違和感があるのだが、『サイコ』で成功したヒッチコック作品にスター俳優のニューマンとアンドリュースを起用してヒットを狙ったというところか。

最初はニューマンが祖国を裏切り東ドイツに亡命する話?と驚くが、そこからひねりがある。
実はマイケルはその道の権威、リント博士の理論を盗むため、亡命者を装い東ベルリンに派遣されたスパイだった。

とはいえ、所詮は「雇われ」の「臨時」スパイ。
007風なスパイアクション映画になるはずもなく、なんとか任務を果たした後、マイケルとサラがいかに国外脱出を図るかが本作のサスペンスをけん引することになる。

素人な二人ゆえのハラハラもあるものの・・正直あまり面白くなっていかない。
一つには主役2人の魅力が生かされてない点だろう。
せっかく素人カップルの脱出劇という面白い設定なんだから、どうせならスクリューボールコメディにしたらよかったのにと思うのだが、中途半端にまじめで遊びがないのだ。
脱出も人任せで本人の努力を感じられないので、結果に対して爽快感さえ得られない。
冷戦の真っただ中に観れば、今よりも緊張感が伝わったのかな。
torncurtain2.jpg
主役よりも印象に残るのは、リント博士、バレリーナ、ポーランド人女性といった脇役の活躍。
舞台で演舞中にマイケルを目ざとく見つけるバレリーナの「眼」の演出なんかホラーだよね。
アメリカに渡ることを夢見るポーランド人女性の切実さは、特に時代を感じさせる。
Torn-Curtain-Unloved-2016.jpg
布団の中で始まって最後も毛布の中の二人で終わるのはうまい演出。
でも、二人を祝福しがたいのは、アメリカのエゴのみが際立ってしまったから。
最後にポーランド人女性を助けるよう手紙を書くとか、犠牲にした者、助けてくれた面々への思いが表現されるとよかったな。

ポスター(とタイトル)は『サイコ』を意識してのもの?




映画データ
原題:Torn Curtain
製作国:アメリカ
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ブライアン・ムーア
出演:ポール・ニューマン
    ジュリー・アンドリュース
    リラ・ケドロヴァ
    デヴィッド・オパトッシュ
    ルドウィッグ・ドナス

テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:60年代 ポール・ニューマン ジュリー・アンドリュース

ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー (1981)

2017.03.14 07:16|その他

thiefposter.jpg
 

ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー
Thief 

マイケル・マンの長編デビュー作

カーン演じるフランクは、昼間は中古車センターのオーナー、夜は必殺金庫破りの二つの顔を持つ男。
組織に所属せず、服役中に名人オクラから学んだやり方で仲間と仕事をこなしてきたフランクだが
そろそろ家庭をもって静かな余生を送りたいと思っている。
夢に一歩近づいたと思った矢先、フランクの仕事ぶりを見初めたマフィアに声をかけられ・・


金庫破りの一部始終を見せるところからまずひきこまれる。
緻密に警報を解除した後は、解体工事現場さながらに力業で破壊する!
技術顧問に本物の金庫破りを雇ったというから、リアリティは折り紙付きで
金庫の中から近接で撮った映像もカッコいい。
Thief 01
仕事を終え夜の街へとまぎれいくスタイリッシュな演出に『ドライブ』を思いだしたが
マイケル・マンはデビュー作からその様式美を確立させていたんだと驚く。

Thief-1981-still.png


しかし、本作ではスタイリッシュと真逆に思える任侠臭さがあって、そこがまたいい。
40ドルを盗んだことから始まったフランクの転落人生。
アウトローとして生きてきた彼がようやく人間らしい暮らしに落ち着こうとするとき
ささやかな夢は壊される。

以下結末に触れるので未見の方はご注意ください。




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テーマ:映画感想
ジャンル:映画

タグ:80年代 ジェームズ・カーン マイケル・マン